テニスＬＢ面白半分日記 ＬＢ（レーザービーム）は所属サークルでの通称。周囲（サークル仲間）からは嘲笑されているにもかかわらず、うぬぼれ屋の本人は気に入って自称しており、自己中心的な戦歴を勝手気ままに記載している。

　『脳男』（のうおとこ）は、首藤瓜於による日本の推理小説。第46回江戸川乱歩賞受賞作。全選考委員の満場一致で受賞が決定した作品。

　昨夜２回目のMr.Brainを観た。舞台は海浜幕張の馴染みの高層オフィスビル郡が写り、いつも南コートへの通り道、浜田川沿いの神田外国語大学の一施設に設定されている。ついでに主演のキムタクは最寄の検見川出身で、ドラマの内容は彼が主演の検事ドラマ「ヒーロー」とよく似た設定（助手：綾瀬はるか＝事務官：松たか子）だが、ドラマが醸しだす本質的系譜は古畑任三郎と見た。さてこのMr.Brainを邦訳すれば冒頭の脳男にたどり着く。キムタク演じる科学捜査研究所の主任研究員も事故による頭部座礁による人格変異を前提としているが、脳男も容疑者として立場は違えどその出自は同じ。又ひとつ、毎週末の楽しみが増えました。

　さてもうひとりの人格変異者、マリンの脳（天気）男ＬＢの休日は、久々のお天気に恵まれて南コートへ。とにかく晴れれば機嫌がよくなるという少々わかりやす過ぎる設定。さて南コートに8時過ぎには到着したにもかかわらず、既に１０名弱のフリーの常連がコートを走り回っていた。金曜の二日酔いで昨日姿を見せなかったひげ親父や話題満載イケイケもプレー中。フリーのルール到着順番からＬＢはＳさん、Ｏさんなどマリン以外のメンバーの中で３試合ほど連勝。最後に敬愛すべきＴ氏と組んでＳ氏＆ひげおやじペアと対戦が本日前半のメインイベントとなる。とったりとられたりで３－３の後、Ｔ氏サーブで40-15、マッチポインチ。競り合いを制して、思わずＴ氏と握手。
　マリンの時間になって、つがいキタキタ、ヘロへロ、オハが到着。が、最高さんの説得虚しく、Mr.kanzouひげ親父の気持ちは既に安楽亭へ幽体離脱。イケイケと手を取り合いそそくさと脱兎のごとく走り行く。ＬＢも１試合だけと思いつつ、キタキタ＆若吉さんペアとの（ＬＢ＆ヘロヘロ）真剣３試合に気づけば12:30。そのときオハの携帯にひげ親父から「13時にサンクスで」と連絡あり。サンクス前の自由人御用達「野外緑のレストラン」にて会食。が飲み足りないＬＢとイケイケはまたもやヨー過度ーの蕎麦屋で、軽く休日昼下がりの日本酒４合。気がつけば千葉でも新型インフル発生や西からは核付きノドンが襲来するかもしれない物騒な世相をさておき、こうして脳天気男の休日は黄昏行く。

　10：30南Ｂコート、マリンの時間がオハとＬＢだけ。先週、先々週とも雨続きで、今日も早朝ＡＢ両面のフリーの時間も霧雨状態、この天気じゃ誰もこなくなる。ということでフリーでのＫさん、オハペア対ＬＢシングルス２セットに続いて、オハとＬＢシングルス。そこに最高さんが登場。が、待てど暮らせどもう誰もこない。「どうしてこないかね？」と２人が話している横でいつものようにＬＢの脱線思考が始まった。クリスティのミステリ代表作「そして誰もいなくなった」風にマリンメンバーの昨夜からの状況に妄想が広がっていく・・・。皆さん週末大丈夫でしたか～（笑）。

１０人のマリンのチームメイト　昨晩飲みすぎて
ひとりがゲロはいてのど詰まらせて　９人になった。

９人のマリンのチームメイト　ＤＶＤ見て夜ふかしで
ひとりが寝坊して　８人になった。

８人のマリンのチームメイト　出張で戻れず
ひとりが残ると言ったので　７人になった。

７人のマリンのチームメイト　家庭でトラぶり
ひとりが抜けられず　６人になった。

６人のマリンのチームメイト　キャバクラで遊んでて
ひとりがフロアレディーに連れ去られ　５人になった。

５人のマリンのチームメイト　法律の勉強して
ひとりが訴訟にまきこまれて　４人になった。

４人のマリンのチームメイト　南コートに来る途中
ひとりが川に落ちて　３人になった。

３人のマリンのチームメイト　安楽亭に行って
ひとりがトラになっちゃって　ふたりになった。

ふたりのマリンのチームメイト　パチンコしていて
ひとりが焦げついてしまって　１人になった。

ひとりのマリンのチームメイト　ひとりぼっちで暮していたが結婚したので　だあれもいなくなった。

妄想から目覚めてもメンバー来たらず、やむを得ず最高さん、オハペア対ＬＢシングルス。最初最高さんのサーブで１ゲームとられたが、その後連取して6-1で勝利。「２対１なのになぜ勝てない？！」と悔しがる最高さん、オハペアとリベンジ戦もやはり6-1で返り討ち。その後のＭさん入れてのダブルス３連戦でも連勝し、４時間かけて８試合　４６ゲーム　４１得　５失（５セットマッチに相当）でもうくたくた、ついに皆さん帰宅。そして誰もいなくなった　土曜正午ようやく晴れ始めた南コートでした。

　昨日のＪＲ三宮駅。思ったほど、というよりほとんどマスクをしている人はいない。東京でニュースを見ている印象とかなり違う。が、なんとなくいつもと違うところも。とにかく関西の電車はおしゃべりの洪水。幼稚園児からじいちゃん、ばあちゃんまでぼけたり、つっこんだりで、耳に入る会話に思わずつられて大笑い、がないのだ。とても静か。やはりインフルエンザ禍の影響か人の出が心持ち少ない様子。そういえば飛行機もずいぶん空いていた。そんなことを考えながら北新地で下車して仕事に。
　アフター5。一月ぶりにやーさんと飲み会。淀屋橋からぶらぶら散歩がてら南森町、いつもの韓国料理屋へ。約束の時間丁度にたどり着いたところ、若い美女２名に遭遇し、びっくり、チョロとクラクラした。ホステスがつくような店ではないし、やーさんのお友達にしては若すぎ。きくと二人とも学校出たばかりの２０台前半。おまけにプロの音楽家。何度かこの店でご一緒したことのあるバイオリニストのＴさんと同じプロオケの関係者。がビールで乾杯後すぐに様子が変わってきた。というのは、お嬢さんたち、おわんにまっこり（韓国のお酒）をついでやっつけ始めた。特にクラ子は手酌でまっこりをぐいぐいキコシメス。やーさんいわく「クラ子はおやじ系やねん」。思わずＬＢも「なんや、クラ子はのんべなんか？」とつっこみ、言われたクラ子が豪快に「がはは」と笑う。外見とのミスマッチ度にＬＢ唖然。一方チョロ子はＬＢも知っている千葉のアマチュアオーケストラとゆかりがあるという。Ｔさんも千葉出身でご縁がありますねという話に。そのチョロ子に「アマオケとのつながりは？」と事情聴取した結果、なんと芸大在学中にアマチュアオケの指導に通っていたという。少し甘えた笑顔がかわいいお嬢様かと思っていたが、なんとＬＢなどがお話することが奇跡ともいえる雲の上の存在であったことを発見し、衝撃を受けていたところ、更にメンバーも増えてますます盛り上がり、いつしかやーさん主催の怪しげな宴騒会も終わり、へべれけ解散。ああ、やっぱりインフルエンザがはやろうとも大阪はええなあ。

あ～、やっぱり雨だった。6：30起きた時点では曇り。おや、鳥も鳴いている。そういえば先週の日曜日も午後からは晴れたんじゃなかったか。ということで、勇んで東コートへ。8：40到着。既にぽつりぽつりと降り出していた。マリンレッド対幕張西の対戦を横目に壁打ち、が、雨は少しづつ勢いを強め、とうとう9：30すぎに中断。３０分後に、残念、幕張西運動会はついに中止決定に追い込まれた。２週連続の雨での中止は初めてのことらしい。すっかり意気消沈し、ぬれねずみになって帰宅、ふて寝をしてしまいました。ひょとすると昼から晴れるか？との願いも虚しく、マリンレッドの敗北色濃い、さえない休日の終幕。ふと思い出したのが昔見たイタリア名作映画の題名で今日のブログはおしまい、やっぱり「日曜はダメよ」。

　千葉市内の小学校では今日は運動会。ＬＢも早朝テニス後、運動会へ。プログラムには一見何の競技かピンとこないタイトルも多く、１１時から娘が一番楽しみにしている徒競争「運命の分かれ道」。１０ｍ程のダッシュの後、くじ引きで走るコースが分かれる、まあ要するに障害物競走ですな。短距離走では浮かぶことのなかった両親に似て、最下位をうろうろしていますが、子供が一生懸命に走る姿を見ることができてとても満足です。運動会後の宿題の感想文では「今年初めて応援団に参加できてよかったが、応援で優勝できなかったことが残念」とのコメント。まあ、いいじゃないですか、運動会は勝ったり負けたりするものですから。明日の幕張西　大人のテニス運動会でも、大玉ころがし、（精神面での）綱引き、組み体操（ダブルスフォーメーション）、障害物競走（？）など白熱の対戦に色を添える珍プレーそしてアルコール応援合戦などが披瀝される予定ですが、勝負（内容）にはこだわっても勝敗（結果）にはとらわれずに、のびのびとゲームを楽しみたいものです。明日こそ晴れるかな？

　実は病気なんじゃないか？と秘かに悩んでいる同志へ！心配ありません。まず現状を把握しましょう。そして、もっと一緒に共依存しましょう。

ＬＢ式依存症スクリーニングテスト
　以下の問いのすべてにお答えください。（チェックがもれると正常な判定ができません）
当てはまる答えをチェックし、「判定」ボタンをクリックすれば、自動的に点数を計算の後あなたのテニス問題の有無を判定します。
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　最近６ヶ月の間に次のようなことがありましたか？
１．テニスを優先するあまり、大切な人（家族や友人）との人間関係にひびがはいったことがある
あ　る
な　い
２．せめて今日だけはコートに行くまいと思っても,ついテニスをしまうことが多い
あてはまる
あてはまらない
３．周囲の人（家族や友人上司など）から「朝から晩までテニス以外にやることはないのか？」と非難されたことがある
あ　る
な　い
４．マリンの時間だけでやめようと思っても、ついフリーで酔いつぶれるまで試合をしてしまう
あてはまる
あてはまらない
５．テニスをした翌朝に、前日の試合のことをところどころ思い出せないことがしばしばある
あてはまる
あてはまらない
６．休日には、ほとんどいつも朝からテニスをしている 　　　あてはまる
あてはまらない
７．二日続けてテニスで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことが時々ある
あてはまる
あてはまらない
８．テニスエルボーまたは脱臼や骨折と診断されても、試合を続け、治療を受けたことがある
あ　る
な　い
９．会議中や家事をしているとき、ラケットを握っていないと、汗が出たり、手がふるえたり、いらいらや不眠など苦しいことがある
あ　る
な　い
10．商売や仕事上に必要と自分勝手に判断してテニスをすることがある
よくある
ときどきある
めったにない・ない
11．ラケットを握っていないと寝つけないことが多い
あてはまる
あてはまらない
12．ほとんど毎日、２セット以上の試合（シングルスなら１セット以上、ミックスダブルスなら大瓶３本以上）をしている
あてはまる
あてはまらない
13．テニスの上の失敗で警察のやっかいになったことがある
あ　る
な　い
14．試合に負けるといつも怒りっぽくなる
あてはまる
あてはまらない

では、いよいよあなたのテニス依存度を判定します

あなたの判定結果
あなたのＬＢ式テニス依存症スクリーニングテストの点数は？点です。
このページのテストは「テニス性機能障害と依存症の治療マニュアル」の記載を参考に作成しました。残念ながら自動計算ソフトにエラーを発見しました。テスト結果をお知りになりたい方はＬＢまで。

　小鳥の鳴き声で目が覚めた。朝５：３０。予報では今日は雨のはずが？といぶかしがりつつ窓から眺めると地面はぬれている。やはり中止か、と少し落胆し再びふとんにもぐりこんだ。７：３０。本来だったらアップも終わってコートに集合している時間だが、クラブ対抗戦はやはり１週間順延とのこと。昨日のＢＭＴＣでの戦いと宴会で疲れ果てていたのか、またまた夢の国に再出発。１０：３０やっと起き出してねぼけながら「あ～、とうとう日本でも新型インフルエンザ大流行か！」とＴＶを眺めていると携帯がなっている。まるちゃんからのお誘い。雨のち曇りで、風も問題なし、それじゃ少しペア練しますか、ということで南コートへ。
　コートにはマリン　まるちゃん、オハ、イケイケの他Ｔさん（東）Ｕさん（ファミリー）等いつものメンバーが１０人強。オハとの対戦後、オハさん、ずいぶんうまくなったよね！よくつなげるようになってきたころとか、又一皮むける直前だね！と最近の進歩点を語り合った。では一つ組んで勝ちましょう、ということでイケイケペアと対戦。残念、3-3から最後押し切れず負けましたが、オハのステップアップ目前を実感しました。その後まるちゃんと組んでペア練。当方のフォア、バックサイドを替えてＵさんペア相手に４試合ほど試してみる。結果は３勝１敗。センターの分担、サイドチェンジのタイミングもかなりなじんできた感じで、特に40-40からの一本勝負の時に押し切れるようになってきた。サイドはやはりまるちゃんフォアの方がなじみやすいようだが、もう少し二人で相談と練習が必要。そういう意味では今日の順延はかえってラッキーだったかも。さて来週は晴れるかな？

　もう一ヶ月も前のことか、毎日２０件は来るSPAMメール削除中、ふと手が止まった。BSTC(Black Secret Tennis Club？) の定例会のお誘いとの表題で、心当たりのメンバーはいつものクラブに１５時集会、との内容。さっぱりわからず削除したが、BSTCという文字が現在所属しているMMTCと重なり、LBの深層意識に確実に留まった。先週のことだったか、中学、高校の先輩で仕事でお付き合いのあるHさんから、16日この地図のクラブに１５時！との連絡あり、Hさんもこの正体不明の怪しげなテニスサークルの一味だったことを理解する。こみ上げる好奇心を抑えきれず、家族にはMMTCの飲み会で遅くなると告げ、秘密クラブに向かう。千葉県内を走るうらびれた私鉄駅からとぼとぼ徒歩で２０分、送られた地図を頼りにたどり着いたテニスクラブには２面のテニスコートとクラブハウスがあり、今日の定例会ではそば打ちソムリエ＆結構年は食っているがホステス4名を招いての大宴会とのこと。誘っていただいた先輩Hさんにはこんどのお中元には何を送るべきか？思案中。このようなBSTCが他にもあるか？慎重に情報搾取すべく、最近では入手困難になったと噂される鯨の大和煮にするか、長生して情報を提供いただけるように青汁６ヶ月分にするかＬＢ苦悩する。
　明日の幕張西テニスクラブ対抗戦を控えて、午前中は南コートで仕上げの練習試合。初戦はノナミと組んであっさり勝利。次戦は最高さんと組んで、対ひげおやじ＆オハ1-4で勝利。この後ひげおやじ＆オハペアは７連敗を記録し、オハは結構苦悩していたか？LBも力になりたく、試合中わあわあと横から口を出していたが、かも姉＆パルパルに負け、ついに７連敗。ひげおやじは「オハ死ぬまで添い遂げよう！」と貞操を歌い上げ、オハ欠席のもとあずまやでの反省会で最高さんに「長い目で見てくれ！」と酔っ払って迫っていた。最高さんに迫ってどうするのか？LBは奇異に感じたが、MMTCおやじたちに常識は通じない。
　さて、南コートから海浜幕張駅を経由して秘密クラブに到着。既に午前中アップしていたにもかかわらず、いつもながら６０歳台のおじさんにもてあそばれLBは敗退。次戦は秘密クラブNo１のKさんと組んで楽勝。やっぱりダバブルは運次第ですなあ。けどこのクラブはさすが千葉市の２部リーグに籍を置くだけあって、出てくるは、出てくるは次々と対処不能のショットを連発する謎の戦士たちとの連戦の結果は２勝２敗。その後謎のそば打ち士とホステスが登場し予告どうりクラブハウス大宴会、明日の試合がなければこのまま飲み続けたかったが１９時ごろ退去。美酒に酔いしれて気がつけばバスに乗った海浜幕張駅で自転車も発見し無事帰宅。さあ、明日のクラブ対抗戦は晴れるかな？

　ご無沙汰しておりました。世間は不況で、あまり関係ないLBも便乗してこれまで経験したことのない（ブログ）１６連休を決め込むつもりが、たまたまTVで見た棟方志功さんに関する番組につき動かされ目標達成ならず、やはり本物はTVでみても熱い気持ちが伝わってきます。皆様、この２週間はいかがでしたか？新型インフルエンザにどよめいた（まだこれからでしょうが）世界情勢はさておき、いかがお過ごしでしたか？
　さてLB面白半分日記も２週前の宿題の謎解きをしておきたく。この２週間、１０名前後の方々から「090421 山月記」で鮨屋の懸賞がかかっているが、ヒントがたりなくてわからん！とお叱りをいただきました。たしかにこのブログの発足に関係あるテニスクラブ（マリン）メンバー以外の方々には難問だったのではと思います。ごめんなさい。以下ヒントまとめと概要。
ヒント①小説「山月記」の主題は主人公李徴の思い上がり
　　　②小説の結幕は主人公がトラになる
　　　③今回の懸賞の締め切り４/２５（土曜）でLBの千葉市シングル戦の前日

LB作　「続・山月記」　
　マリンのLBはシングルス王、平成２１年の千葉の田舎チームのシングルス総当り戦で無敵を誇り、ついで4/26には千葉市シングルス戦１RD、２RDでは「戦わずして勝つ、これ兵法の極意なり」と不戦勝を決め込み３RDに進むも、LBは性格が傲慢で、自信過剰、マリンの一シングルス選手に甘んずるを潔（いさぎよ）しとしなかった。６日後の同じ千葉市青葉コートでの３RDを前に、いつもの検見川沿いの早朝壁打ちに日参し、「折角の連休だから東京でへべれけの１週間を送ろうぜ」という学生時代からのオーケストラ腐れ友人たわし、桜子、どぼはぜしろーなど魑魅魍魎からの悪魔のように優美な交（まじわり）を絶って、ひたすらLBショットと泥ドロップにに耽（ふけ）った。下吏となって長く膝（ひざ）を俗悪な大官の前に屈するよりは、その名を千葉市のシングルス戦に遺（のこ）そうとしたのである。しかし、5/2土曜日１１時の千葉市青葉コートにて、JFEのS氏と対戦し、前回の準優勝選手とはいえ、いきなりの２連続のサービス＆レシーブブレークと一方的な攻撃に試合はゲームを逐（お）うて苦しくなり、気がつくと５-０。LBは漸（ようや）く焦躁（しょうそう）に駆られて来た。この頃（ころ）からその容貌（ようぼう）も峭刻（しょうこく）となり、肉落ち骨秀（ひい）で、眼光のみ徒（いたず）らに炯々（けいけい）として、曾（かつ）て田舎試合のシングルス総当り戦に全勝した頃の豊頬（ほうきょう）の美少年（メタボ中年の冗談ですよ！、どうもこのブログの読者は面白半分、嘘八百が通じなくて困ります）の俤（おもかげ）は、何処（どこ）に求めようもない。それでもなんとか５-４までとりかえした後、ついに気が抜けたか追い上げならずまたもやサービス＆レシーブブレークに堪（た）えず、遂（つい）に８－５で幕引きとなった。一方、これは、LBが己（おのれ）の単純テニスに半ば絶望したためでもある。曾ての同輩は既に遥（はる）か高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙（しが）にもかけなかったその連中の後塵を拝さねばならぬことが、思い込みばかり強いLBの自尊心を如何（いか）に傷（きずつ）けたかは、想像に難（かた）くない。彼は怏々（おうおう）として楽しまず、狂悖（きょうはい）の性は愈々（いよいよ）抑え難（がた）くなった。試合後の連休の間、ついに破綻が始まった。地のように深く、空のように高く、妖しきこと泥のようにねばく、激しきことレーザービームのようにぶっちぎる恒例アマチュァオケ毒舌品評会開催となり、５/３、今回の俎上にあがったのはロシア専門のアマオケ　アオロラオケの演奏会を聴きに東京・荻窪に出かけた際、荒川のほとりの居酒屋で１升強の日本酒にくだと毒舌を巻きあった時、遂にLBは発狂した。急に顔色を変えて居酒屋から飛び出すと、何か訳の分らぬことを叫びつつそのままとび出して、（やみ）の中へ荻窪駅の名物焼き鳥屋に駈出（かけだ）した。LBは二度と戻（もど）って来なかった。附近の居酒屋を捜索しても、何の手掛りもない。その後LBがどうなったかを知る者は、誰（だれ）もなかった。

　というのが答えです。
ヒント①小説「山月記」の主題は主人公LBの思い上がり
　　　②小説の結幕は主人公が酔っ払って行方不明になる
　　　③今回の懸賞の締め切り４/２５（土曜）でLBの千葉市シングル戦の前日であり、これが最大のヒントでした。あたりまえですが一緒に暮らしている家族以外そこまでは誰もピンときていないようでした。よって本日、正解者２名を御招待して絶品「ヤマト」に行ってきた小市民日記は又後日。

追伸、たわし先輩殿：先日先輩にご教授いただいたように僭越ながら中島敦先生に即しての（上古）唐代四六○○（←なんて読むの？、PCでも出てこない？）体をイメージして書いて見ましたが、どうも師匠のようにうまく対象を持ち上げられ（ゴマすれ）ません。どうか上記拙文を、師匠の「こころざしは天のように深く、そのこころざしは海のように深い」、のようにコメントで添削いただければ天にも昇る心地でございます（まだ死にたくないが）。とにかく面倒だから携帯ではなくコメントよろしく！

　今日は雨、のはずが曇。そうだよね、雨雲レーダーだってたまには休みます。いつもいつも頼れては困ります、機械じゃないんだから。突然ですが、今家でTVをみていて、「不完全で欠点だらけの自分を受け居れる、日本は負けたけど自分は勝った」と棟方四方さんは言ったそうです。自分のまわりに起きていることにかかわらず、他力に至る心持ち。そうです、ＬＢは今日もひげ親父たちと酔っぱらっていました。結果、いつもどうりの支離滅裂なぼろぐの内容になりました。
　その棟方志功の芸風ですが、終戦後、（戦前とは）一変していたそうです。下絵なしに彫り続ける、二ーチェのツァラストラに影響を受けて、自分勝手に彫り続けることに軌跡を整えた自由奔放な手法（何がいいたいのかよくわからない？）。棟方さんは滞在中のアメリカ（の美術館）で「こんなこんな、人間、自分を超えた美しさを感じたことはなかった」とひらめき、命の滅びと再生を表したいと帰国し、傑作を生み出したそうです（４６歳、４３枚の作品）。う～ん、なんかよくわからん。やはりこのように飛びぬけた人物は私のような凡人の理解を超えています。ＬＢは連休中は特に予定もなく、ぐだらぐだらと数週間酩酊する予定でブログもお休みのつもりでしたが、棟方さんの版画を見て、とにかく志功さんのエネルギーにつき動かされ、ついついブログに辿り着いてしまいました。
　さて、連休のお天気は雨模様、残念ながらあまりテニスはできないようで鬱屈がたまりますが、皆様もインフルエンザにお気をつけて、よいお休みを。ではごきげんよう。