2009年04月20日
090420 春眠暁を覚えず
眠い。まるでバケツ一杯の睡眠薬を飲んだようだ。先週の金曜から昨日にかけて眠り呆けた。金曜の夜、へなへなと9時にはふとんに倒れこんだ。隣で娘が人気アニメ「しゅごキャラ」のストーリーを延々と語り続けるが、停止した頭脳には①アインシュタインの特殊相対性理論にしか聞こえない。翌朝土曜、7時にたたき起こされ、車に積み込まれた。目指すは市内東方の小学校で娘はバトミントンの練習。13時ごろ家で昼食。先月のインド、ベトナムから戻って以来時折続いていた胃痙攣も止まってやっと体調が戻ってきた。セキも止まって、昼食後すぐにふとんに転げ込んだ。まだ7時間しか起きていないのに熟睡、気がつくと夕暮れ。「春眠夕暮れを覚えず」で、打瀬コートには行けず。ほんの数時間の覚醒の後、又もや9時前にはふとんに倒れこんだ。10時間程度しか活動していない。隣で娘が人気アニメ「しゅごキャラ」のストーリーを延々と語り続けるが、停止した頭脳には②ドビュシーの「牧神の午後への前奏曲」にしか聞こえない。翌日日曜日、9時にたたき起こされ、娘と少し遊んだ後、テニスコートの抽選会へ行くも、公民館で新人部員の噂をきき、南コートへ。宝塚から脱走してきたような気さくで腕前も上手なお方。めでたし。午後昼寝の誘惑を必死の思いで退け、参加者不在の打瀬へ。予想どうり誰もいない。ベンチには若人二人。川向こうからやってきた実の兄弟という。では君たち、今日から検見川兄弟と呼んであげよう。そのうちメンバーも集まり、一緒に遊んでいるうちに結構馴染んできたのか、初心者の弟はさておき、兄貴はかなりの腕前。又、おいでと約束して帰宅後、もう少しで眠れるかと思うとうきうきと嬉しくてたまらない。12時間も活動してしまい少々後悔、明日目が覚めるか少々不安。隣ではひつこく娘が人気アニメ「しゅごキャラ」のストーリーを語り続けるが、停止した頭脳には③唐代の名詩人 孟浩然の次の一句が。「春眠不覚暁、処処聞啼鳥、夜来風雨声、花落知多少(春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の声、花落つることを知んぬ多少ぞ)―春の眠りは心地よく、連休が終わってしまったことも気付かない、いたるところでTVのアニメのキャラクターの話し声が聞こえる。(これを書いている月曜夜の天気予報ではこれから雨交じりの風が吹くらしいが、花はどれくらい散ってしまうのだろうか。次の大型連休まであとわずか。